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これまで栽培した赤米の中で、一番草丈が長いのがブータンの赤米でした。水田での 栽培では213cmにもなりました。プランター栽培では184cmで、どちらも朝顔の支柱を使って、一株ごとにひもで結わいて倒れないようにしました。ブータンを訪れたことがないので、知人を通して種籾を譲り受けて栽培したのですが、どんどん成長していくのには驚きました。このブータンの赤米は、多くの赤米が持っているような芒(のぎ)がないのですが、出穂時には写真のような可愛らしいきれいな白い花を咲かせてくれます。出穂時期は遅く、9月の中旬過ぎです。一般に赤米は現在のコメに比べて出穂時期は遅いですが、ブータンの赤米は特に遅いです。日本の気候にもよるのかもしれません。 ブータンでは今でも赤米が栽培されているようです。つい最近ブータンを訪れた知人が話してくれました。 ![]() ![]() フィリピンの赤米もブータンの赤米と同様に草丈が長いのが特徴です。水田栽培では 180cm近くにもなります。プランター栽培では160cmでした。やはり朝顔の支柱が必要でした。ブータンの赤米同様に、知人を通して種籾を譲り受けて栽培しました。 このフィリピンの赤米のもう一つの特徴は芒が長いことです。4cmから8cmの長い芒を持っています。栽培した赤米の中で一番長く、かなり鋭い針のような芒ですので、刺さると痛そうです。穂が出ると水田に真っ赤な穂が風に揺れる様は神秘的です。出穂時期はブータンの赤米と同様に遅く、9月の中旬過ぎです。 このフィリピンの赤米は、形はジャポニカ(日本型)と同じですが、玄米の粒がかなり大きいです。 ![]() ![]() タイの赤米も知人から譲り受けたものですが、タイプはインディカ(インド型)の赤米です。細長いのが特徴ですが、草丈はブータンやフィリピンのようには長くはないです。 ![]() インドネシアのバリ島を訪れましたが、赤米を手に入れることは出来ませんでした。しかし、タクシーのドライバーに赤米のことを尋ねましたら、赤ん坊の離乳食に食べさせると話してくれました。赤米が存在することはわかりました。ネパールでも聞きましたが、赤米は栄養価が高く、温まるので身体にはとても良いのだそうです。 これまで、中国、ネパール、ブータン、フィリピン等、さまざまな国の赤米事情を紹介してきましたが、日本のように特別なお米といった位置づけではなくて、量的には決して多くはなく少ないですが、ごく普通に栽培され食されているということです。 この他に、アフリカのマダガスカル島で赤米が栽培されていることがわかっていますが、いつの日か是非に訪れたいと願っています。 外国の赤米事情の連載を終えるにあたって、読者の皆様には不十分な赤米紹介になりましたことをお詫びしつつ、お読みいただきましたことに感謝申し上げます。 |
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