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今回は中国の赤米・黒米の食事情について紹介します。 昆明、思茅、西双版納のいずれにおいても、必ずと言っていいほど、米の料理が出ました。朝は大抵お粥で、白米の場合もありますし、紫米(黒米の半精米)の場合もありましたが、赤米のお粥はお目にかかれませんでした。白米も紫米も細長いインディカ(インド型)と呼ばれるものでした。炊き方によって糊状のものから米の形が残っているものなど様々でした。昼食と夕食にでる米はジャポニカ(日本型)、インディカ、そして、粳米、糯米、白米、紫米などいろいろでした。 昆明では、夕食にジャポニカの白米(糯米)で炊いたご飯を食しましたが、いろんな野菜や木の実を入れて甘くしたものでとても美味しくいただきました。他にも、粳米のご飯を何度も食べましたが、パサパサして粘りはありませんでした。 昆明歌舞団に勤める周先生の自宅に招待されてご馳走になった昼食の八宝飯というのは、紫米のご飯の中に東瓜や野ぶどう、その他いろんなものが入っていて甘く、とても美味しく感動しました。中国人は好んで食べているようですが、糯米なので、そんなには食べられません。 ![]() 昆明の次に訪れた西双版納に着いて、すぐにタイ族のレストランに招待されましたが、そのときに食したパイナップルの容器に入れた紫米のおこわは紫色がきれいで大変美味しいものでした。 ![]() 西双版納に滞在中、朝は大抵紫米のお粥でした。その他に白米(インディカ)のご飯も食べましたが、やはりパサパサして美味しくはありません。宿舎から歩いて10分のところの市場を覗くと黒米の玄米とご飯が売られていました。「昔は黒米の他に、黄色米(染めたもの)を祝い事や友人が来たときにご馳走していた」と興味あることを聞きましたが、なぜ黄色なのかは不明です。 ![]() 次の訪問地、思茅に着いた日の夕食にはココナッツ入りの紫米のご飯が出ましたが、これもなかなかのものです。 ![]() 当地で入手した赤米は前回にも紹介しましたが、香り米でかなり強い香りがするものです。これだけでは香りが強く食べられないが、白米に少量混ぜて炊くと、良い香りのするご飯として食べられるとのことです。 ご飯類の他に、紫米から造る紫米酒というのがあります。色は紫がかった黄褐色です。風変わりな容器に入れて市販されていますが、アルコール度は16%です。西双版納の歓迎会で飲んだときのように、私的で飲んだ入りする場合は50%のものもあります。日本でも、最近黒米で造った赤酒が市販されるようになりました。色は鮮やかなワイン色をしています。 ![]() 中国での赤米、黒米の栽培状況は白米8に対して赤米1,黒米1の割合でした。黒米は平地、山岳地の両方で栽培されていますが、赤米はほとんど山岳地帯で栽培されています。日本では赤飯のルーツとも言われる赤米ですが、中国ではそれほどの意味はありません。しかし、黒米は祝い事や祭りに用いられ、友人などに振る舞うなど、それなりの意味を持っていることがわかりました。赤米の料理を口にすることが出来なかったのが少々残念でした。 |
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