メインロゴ 九州国立博物館
イメージ
メインロゴ 九州国立博物館
メニューバー01 メニューバー02 メニューバー03 文字 変更 文字 小 文字 中 文字 大
トップページ
お知らせ
展示情報
催し物
ご利用案内
収蔵品ギャラリー
データベース

よくあるご質問
イメージ
Webオリジナル ろじ
イメージ
イメージ
イメージろじ[路知]
......................
イメージ第一回
イメージ第二回
イメージ第三回
イメージ第四回
イメージ第五回
イメージ第六回
イメージ第七回
イメージ第八回
イメージ第九回(終)
イメージ
イメージ イメージ :ページ印刷
イメージ ろじ[路知]連載:赤米を訪ねて〜外国の赤米事情〜 第七回
イメージ
イメージ 安本 義正
イメージ
イメージ中国の赤米事情(1)
イメージ
 前回まではネパール各地の赤米事情を紹介してきましたが、今回は中国の赤米事情を紹介したいと思います。ちょっと古い調査で申し訳ないですが、10数年前に、日本と中国少数民族風俗習慣に関する調査団(6名)の一員として加えていただき、民族舞踊の交歓を行いながら赤米の調査を致しました。主に雲南省の昆明、思茅及び西双版納の赤米等を訪ねました。赤米・黒米を中心にして、その栽培状況や食事情、日常生活における赤米・黒米のもつ意味等について紹介します。
イメージ
イメージ
イメージイメージ
イメージ
イメージ中国雲南省
イメージ
 中国南部の雲南省は緯度的には、昆明25度、思茅23度、西双版納22度で、日本と比べるとかなり南方に位置します。気温が高く、稲作事情も日本とはだいぶ異なっています。また、雲南省内でも地域によって異なりますし、平地と山岳地帯でも大きく異なります。農作業となると、機械を使わず、手に鎌を持って畑を耕す女性や人糞尿を担いで、長い柄杓で畑にまいている女性をよく見かけました。たくましい働き者の女性たちが広大な中国を支えているように思いました。
イメージ
思茅の赤米・黒米事情
 思茅は山地が多いので、稲作は水田の他、山地での栽培や焼き畑による陸稲(おかぼ)栽培も行っていました。4月〜5月に田植えを行い、8月〜9月に収穫します。収穫のときは根元から20センチほど残して刈り取るのだそうです。新たに稲が育ち、もう一度収穫できるのです。栽培する米の多くは白米ですが、赤米・黒米も栽培します。白米・赤米・黒米の栽培比率は、8割・1割・1割とのことでした。赤米は山地(陸稲)のみで栽培され、基本的には自分たちで食べる分しか作らないとのことでした。黒米は、水稲、陸稲両方で栽培しています。稲作と密接に関係のあるタイ族は、収穫の時に、豊作を祈って鹿の踊りを踊るそうです。今でも踊っているかどうかはわかりませんが。
イメージ
西双版納の赤米・黒米事情
 西双版納はラオス、ミャンマーの国境近くにあり、現在では平地での栽培が多く、水田の二期作が多いとのことです。自分たちで食べる分しかつくらないということで、耕作していない水田も多く見かけました。12月に種蒔きをして、1月に田植えをして、収穫は5月ごろです。田植えは定規を使うときもありますが、大抵は感で行うそうです。6月頃に栽培していない水田に種を蒔いて、二期作目の準備をします。7月に田植えをして、11月に収穫します。
イメージ
イメージ
イメージイメージ
イメージ
イメージ思茅の収穫前の田園風景
イメージ
 農作業には、例えば田植え歌を歌っているところもあり、バイ族などは女性が植えて、男性が太鼓やマンゴなどの楽器で囃したり、また、山地での陸稲栽培で、ブーラン族などは棒に鈴をつけて音が出るようにして、男性がその棒で穴をあけ、女性がその穴に種を蒔くという習慣が残っているそうです。
 西双版納でも、基諾山は冬が5度、夏が35度、平均温度は19度。山岳ということで、大部分が焼き畑で陸稲栽培です。水田もありますが一期作です。白米の他赤米、黒米も栽培していますが、それぞれ約1割程度とのことです。
イメージ
赤米・黒米のもつ意味
 まず、黒米の名称についてですが、現地の人に聞いてみますと、玄米は勿論黒米と呼んでいました。また、精白度が低く玄米に近い黒っぽい状態で炊いたご飯も黒米のご飯といいます。紫色程度になるまで精米したものは紫米と呼ばれていました。
イメージ
イメージ
イメージ
黒米玄米
イメージ
イメージ
黒米精米(紫米)
イメージ
 さて、赤米と黒米のもつ意味ですが、雲南省で栽培されている赤米や黒米は、日本と違って、白米と同様に現在の米として普通に栽培されています。勿論主流は白米です。
 赤米は、これといった意味はなく、香りのする赤米を白米に少量入れて食べるというぐらいです。日本でも香り米は古米に入れて炊くと新米のようになるといって食べることもあります。
イメージ
イメージ
イメージイメージ
イメージ
イメージ香りがする赤米(思茅にて)
イメージ
 一方黒米の方は、それなりの意味がありました。お祝いや祭りなどのときに、紫米(黒米の精米)を炊いてご馳走したり、お土産として渡したりするそうです。日本と違って、黒米の方がおめでたい意味を持っています。黒米はパック入りで市販されていました。表面には健康食品と効能が書かれていました。
(次回は赤米・黒米の食事情について紹介します。
イメージ
《次回は4月初旬掲載》
イメージ
イメージ
このサイトについて::お問い合わせ::関連リンク集::サイトマップ
Copyright © 2006 Kyushu National Museums