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今回は、ネパールの西北部のジュムラ及びその周辺の赤米事情についてご紹介します。 ジュムラの赤米 カトマンズから西北西330kmのところにあるジュムラは海抜2500mで、シャヒ博士によると、世界の稲作の最高地であるということです。ジュムラは赤米しか栽培していないとの情報が入り、是非とも行ってみたいと計画を立てました。しかし、そのときは帰国前一週間に迫っていました。何とか行きの航空券は取れましたが、帰りが取れなくて、パドマ・カニア・カレッジの先生方に相談しますと、「なかなか帰ってこれないと思うので、中止した方が良い」と言われ、また、ルンビニに同行してもらったビマルに任せることにしました。 その後、彼からの連絡はなく、半ば諦めていましたが、なんと筆者がカトマズを出発する前日に帰ってきました。赤米のことより、ビマルが無事帰ってきてくれたことの方がとても嬉しく思いました。結構苦労して、乗り継ぎ乗り継ぎして帰ってきたそうです。ジュムラからの便はなかなか取れず、ビマルが帰ろうと空港に行くと一週間も空港でキャンセル待ちをしている人が何人もいたと言います。 現地ではビマルに積極的に協力してくれた人がいました。その人は、マニチャンドラ・アチャラ(65歳)と息子のサダナンダ・アチャラで、あらゆる農作業の手伝いをして収入を得ているとのことです。 ![]() 彼は数種類のサンプルをホテルまで持ってきてくれましたが、全部同じマルシ(Marusi)という赤米でした。改めて彼には感謝!感謝!でした
ジュムラではマルシという1種類の米しか作らないといいます。写真右側の赤米は白米が混入しているようですが、ほとんど100%の赤米です。精米技術の悪さで精米度にバラツキがあるようです。栽培場所によって白米混入の割合がかなり異なるようです。 ![]() このジュムラは米が少量しか獲れなくて、夜食はパン食とのことです。南方のネパールガンジからも飛行機で米が入ってくるそうですが、値段が高いとのことです。このジュムラには農業センターがあり、日本の米を使った試験栽培も本格的に行われており、いつの日か日本の米が栽培される日が来るかもしれません。 ジュムラ周辺の赤米 ビマルが持って帰ってきてくれた赤米の中には、ジュムラから南西50kmで、歩いて3日のところにある、カリコットという村の赤米がありました。これもマルシという名前でした。(写真右)臼を使って手作業で精米したものです。 また、カトマンズの日本食レストラン「古都」のプラディープが、ジュムラ近くの赤米と言って郵送してくれた米は完全な赤米で、粒の形や大きさなどから、マルシではないかと思われます。(写真左)栽培方法は3月下旬に種蒔きを行うそうです。水田栽培で、6月下旬から7月中旬までの間に植えます。収穫は10月(9月中旬から10月中旬までの間)に行い、脱穀は手で叩いて行うそうです。
《次回は2月初旬掲載》
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