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イメージ ろじ[路知]連載:赤米を訪ねて〜外国の赤米事情〜 第四回
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イメージ 安本 義正
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イメージネパールの赤米事情(4)
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 今回は、ネパールの中央南部の聖地ルンビニー近くのバイラワと西南に位置するダングの赤米事情についてご紹介します。
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バイラワの赤米
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 赤米探しを兼ねて、パドマ・カニア・カレッジのマドハブ・ギミレ先生の息子ビマル・ギミレさんに、ネパールの聖地ルンビニーまで同行してもらいました。カトマンズから西南西180kmのところのバイラワ空港に着いて、まず暑さにびっくりしました。それに風も強く目に砂埃が入ります。ホテル到着後しばらくして、近くの製米工場に出かけて、米事情についていろいろと尋ねたところ、サルジュ(Sarju-49)という米がありました。
 その中には赤米が混入していました。このサルジュ - 49という米は、白米より安いため、完全に精米して売るとのことです。精米すると少し小粒にはなりますが、約2倍の値段で売れます
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赤米混入サルジュ−49(Sarju―40)
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サルジュ−49の精米
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ビルガンジの赤米
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 バイラワから4kmにあるパルサウニ村に出かけてみました。村のサラダ・ヤダブという女性がいろいろと教えてくれました。最近はこのサルジュ - 49はあまり栽培されないとのことです。やはり白米が高く売れるからだそうです。肥料は堆肥で、草取りは1〜2回程度。満水の水田での栽培なので、草が生えにくいそうです。面白いのは、刈り入れした赤米をそのまま田圃に置いて乾燥させ、トラクターにひかせて脱穀したり、牛を用いて踏ませるのだそうです。
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イメージサラダ・ヤダブという女性(中央)
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ジャバの赤米
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 バイラワから5kmのパクリハワにあるトリブバン大学の農業研究センターに立ち寄りました。学生数170人、スタッフが100人、先生が21人で、学生数に対して、スタッフ・先生の数が多いのには、日本と違って少々羨ましく思いました。
 赤米のことを尋ねましたが、ネパール全土の研究所センターで、赤米を栽培種として研究しているとことはないとのことです。研究対象は高く売れる白米ということでした。
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イメージ各種種籾を干しているところ(トリブバン大学農業研究センター)
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ダングの赤米
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 カトマンズの王宮通りに面した日本食レストラン「古都」の会計士プラディープ氏が、カトマンズから直線距離で南西250kmのところのダングの赤米(糯米)を実家から持ってきてくれると言ってくれました。同行を希望しましたが日程が合わなかったので、彼が1人で実家に帰るということになりました。航空運賃を支払うことを申し出ましたが、彼は受け取りません。後でいろんな人に聞くと、「気が合えば、損得なしにいろんなことをしてくれるんだ」ということです。お礼のためのお返しという習慣もないそうです。ネパールでの異文化体験には少なからずショックを受けました。
 ダングの赤米ですが、二種類あり、一つは糯米「アンディ(Andi)」で、とても粘りがあり、ご飯に炊いて食べると、美味しくお腹が一杯になり腹持ちが良いそうです。しかし、ネパール人は粘りのある糯米はあまり食べません。「喉につめて死ぬので食べない。特にお年寄りは喉につめやすい」という話を聞きました。筆者は、糯米を食べない大きな理由は食事作法によるものと思いました。それは、ネパールでは手を使ってご飯を食べるので、粘りのあるご飯は手にくっついて食べにくいのではないかということです。それをプラディープにも言いましたら、「そうなんです。粘りがあって手にくっつかない米があれば一番に良いんです。安本先生、ぜひ作ってくださいよ!」と言われました。
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赤米糯米アンディ精米(Andi)
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赤米粳米シンタロウ(Sintharo)
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 この糯米の赤米は、比較的寒いところで栽培され、肥料は堆肥や有機肥料が用いられます。食用とお酒のロキシー用とのことですが、美味しいので、チューラーやお菓子の材料にするらしいです。
 もう一つの赤米は、シンタロウ(Sintharo)という赤米で、100%赤米です。これは比較的暖かいところで栽培され、水はあまり要らないと言います。アンディより1ヶ月早く収穫できます。利用法はアンディと同じく、ロキシー、チューラーやお菓子とのことです。
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《次回は1月初旬掲載》
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