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イメージ ろじ[路知]連載:赤米を訪ねて〜外国の赤米事情〜 第二回
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イメージ 安本 義正
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イメージネパールの赤米事情(2)
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 今回は、ネパールの首都カトマンズとその周辺及びネパール中央部に位置するポカラの赤米事情についてご紹介します。
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カトマンズとその周辺の赤米
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 カトマンズにはネパール各地から多種類の米が集まってはいますが、一見して赤米とわかる赤米にはなかなかお目にかかれなくて、挫けそうになる気持ちを押さえながら、時間の許す限り米屋まわりをしました。ある日アサンという米屋に立ち寄ったところ、白米の中に赤米が混じっているのを発見しました。嬉しくて思わず1キロも買ってしまいました。カトマンズでは比較的よく用いられる「ポカレリ(Pokhareli)」という粘りのあるお米で、ネパールでは値段の高い方です。それでも、日本の米の値段と比べると格段に安く、1キロ15ルピー(39円)です。早速宿舎に持ち帰り、赤米の混入率を調べると、約4%でした。
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赤米混入の白米「ポカレリ」玄米
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 写真の左上と左下に赤米が見えます。カトマンズ市内では前回紹介した赤米のチューラー(Bittenrice)がよく売られています。
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 ペンション経営のマニッシュさんが米のサンプルを持ってきてくれました。白米がほとんどでしたが、その中にバクタプールの「ハクジャキ(HakuJaki)」という茶米とカトマンズ南の茶米(名前不詳)がありました。茶米は胃にとっても良いということです。粘りがあるので、炊いて食べると、お年寄りが時々喉を詰まらせて死んだりするので、あまり好まれないのだそうです。この茶米は人によって、黒米とか赤米と呼ばれていました。
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バクタプールの茶米「ハクジャキ」精米カトマンズ南の茶米(不明)精米
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 マニッシュによると、ネパールの米はパサパサしているが、味覚的にパサパサしているのを好むというのではなくて、手で食べるという習慣から、手にくっつかない米を選んでいるのだということです。「ポカレリ」という米は少し粘りがあるものの、手にくっつかないので、カトマンズ市民は好んで食べるのです。「タイチン(Taichin)」という白米は粘りがあるが、手にくっつくので食べないといいます。味覚上は粘りのある方が美味しく感じられており、チューラーにする場合は粘りのある「タイチン」の方が美味しいということになります。「安本先生!粘りがあって手にくっつかない米を作ってくださいよ。ネパール人が喜ぶと思いますよ。」と真剣な顔で懇願されました。
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 日本語学校に通うラジェンドラが持ってきてくれた米は、緑米で、カトマンズ市を一周するリングロード内の米で、ご飯にして食べるか、神様のお供え物として使用されるとのことです。
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カトマンズの緑米「アウキチェタ(Auckcheta)」
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ポカラの赤米
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 カトマンズにいるだけでは多く期待できないと思い、カトマンズを離れることにして、まずポカラに行くことにしました。カトマンズから140キロメートル西方に位置するポカラはトレッキング旅行者の多いところです。ポカラから眺めるヒマラヤはとてもすばらしいと聞いていましたので、ぜひヒマラヤをこの目で見たいというのもポカラ行きの目的の一つでした。車で行くことになり、道路状況があまり良くないので少々不安でしたが、決心をしました。ニルマラ先生はじめ、総勢5人での旅です。
 ポカラから少し北にある、車で1時間のカセリというところに赤米があるというので出かけました。途中のアルバという村に立ち寄って休憩しました。ここからアルバまであと10分とのこと。ついでに赤米のことを聞くと、なんと赤米があるというではありませんか。中年の女性から渡された籾の皮をドキドキしながらむくと、赤い赤米の玄米が顔を出しました。感動の一瞬です。この赤米の名前は「アガ(Aga)」といいます。
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アルバ村の赤米「アガ(Aga)」:左は籾右は玄米
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 100%の赤米をついに見つけました。赤米を提供してくれた女性はタラ・デビ・バラルさんという人ですが、私のあまりの喜びように、キョトンとした顔をされていましたが、私の赤米探しの目的を聞いてニコニコ笑顔になりました。私たちの突然の訪問を温かく迎え入れてくれた上にいろんな質問にも快く答えてくれました。
 赤米は目の病気にかかった人が食べたり、病気の牛に食べさせたりするのだそうで、身体がとても温まり病気が治るといいます。
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アルバ村のタラ・デビ・バラルさんと赤米アガの籾
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《次回は11月初旬掲載》
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