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イメージ 九博だより :
イメージ (国立博物館ニュース2001年5〜2002年7月号まで掲載)

九博だより(1) 九州国立博物館の開館にむけて

九州国立博物館(仮称、以下「九博」と記す)は、東京・京都・奈良に次ぐ4番目の国立博物館として、平成17年度開館をめどに整備を進めています。設置場所は福岡県太宰府市の太宰府天満宮に隣接した旧境内地です。他の国立3博物館が百年以上のキャリアをもった美術系博物館であるのに対し、九博は「日本文化の形成をアジア史的観点からとらえる」という基本理念をもつ歴史系博物館を目指しています。日本の文化が主としてアジア諸地域との交流によって築かれてきたことについて、全国的な視野でとらえる展示を考え、また九州との密接なテーマも取り上げる方針です。さらに博物館科学の充実、アジア諸地域の博物館との交流なども積極的に取り組み、地域の中核的な役割を持つ構想を抱いています。準備業務はこれまで文化庁内で検討されてきましたが、本年4月、独立行政法人国立博物館の発足にともない、独法本部内に九博設立準備室が設置され、いよいよ、準備作業に邁進していくことになりました。ただし、約3ヵ年にわたる博物館建築工事は文化庁が引き続き担当します。さらに九博の大きな特色は、これまで国立博物館の誘致に努力してきた福岡県と九博設置促進財団との三者共同で九州国立博物館がつくられるということです。福岡県庁に国立博物館設置対策室が設けられ、国県一体となって、これまで建築、展示等の検討を進めてきました。これからもそれぞれの役割分担を調整し合いながら、他の博物館諸機能について検討していきます。今後、本紙面を借りて九博の準備状況や、開館後の抱負等について漸次お伝えしていきたいと考えています。
(初出:国立博物館ニュース 647号/2001年5・6月号掲載)


九博だより(2) 九州国立博物館(仮称)の建設予定地について

九州国立博物館(仮称)は「新構想博物館の整備に関する調査委員会」(上山春平委員長)によって平成8年度に中間報告、同10年度に基本計画がまとめられました。設置場所が福岡県太宰府市石坂に決定したのは平成8年3月。これは中間報告を踏まえたものです。
建設予定地は県立の九州歴史資料館に近い、山一つ隔てた二つの谷筋を含むところです。この予定地が太宰府天満宮旧境内であることは前回触れましたが、目下、造成工事が福岡県の方で急ピッチで進められています。建築の基本設計(平成11年度)と実施設計(平成12年度)を終え、今年度後半から、いよいよ建設工事が始まる予定です。
(初出:国立博物館ニュース 648号/2001年7・8月号掲載)


九博たより(3) 九博のコンセプト

日本の歴史、特に近代以前の文化交流の歴史を振り返ると、土器の出現、稲作の渡来、遣唐使の派遣、元寇、鉄砲とキリスト教の伝来、鎖国下のオランダ貿易等々、九州は歴史的かつ地理的にアジア諸地域との交流の重要な窓口でした(近世では西欧文化の交流も含みます)。古代の大宰府、中世の博多、近世の長崎がその象徴的な地域といえるでしょう。九博の基本理念を「主としてアジア諸地域との文化交流の歴史を主題として、わが国の文化が、アジアとの相互交流の歴史の中で形成された」とする大きな理由はここにあります。東京国立博物館が日本国を代表する歴史・美術・考古の総合系博物館、京都国立博物館が京都文化、奈良国立博物館が仏教美術を中心とする博物館であることはすでに定評がありますが、九博は「文化交流」を博物館の個性にしたいと計画しています。
(初出:国立博物館ニュース 649号/2001年9・10月号掲載)


九博だより(4) 平成館の1.5倍の巨大建築着工

九博は展示計画の検討とともに建築工事の準備も進めています。博物館の建物はひとつの大屋根の中に、展示・収集・保存研究・教育普及・情報等の諸機能が一体で行えるようにプランニングしています。建築面積2万8,000平方メートル。東京国立博物館平成館の1.5倍の巨大建築物で、年度内に着工します。
(初出:国立博物館ニュース 650号/2001年11・12月号掲載)


九博だより(5) 九博の中にご案内

今回は、ドーム風の大屋根に覆われた九博の建物内部についてご紹介します。
第1層は博物館交流の起点となるエントランスホール・講堂・ミュージアムショップ・体験学習室・ビュッフェ・レストラン(別棟)等があります。 エスカレータで第2層に上がると、特別展会場の企画展示室があります(約1,600平方メートル)。東側にはサブ-エントランスがあり、東側駐車場とつながっています。大型資料はここから搬入することも可能です。また第2層には収蔵庫、および研究部門の諸室も配置しています。収蔵庫を中央に大きく構え、それを取り囲むように学芸研究室・博物館科学研究室・文化財修復室・写真室・図書収蔵庫等があります。同じフロアには館長室・事務室の管理部門があり、学芸・管理部門を機能的に配置しています。
常設展示室はエスカレータでさらに上がった第3層にありますが、それは次回紹介します。
なお収蔵施設、展示室の第2・3層は安全確保に配慮して免震構造となっています。
(初出:国立博物館ニュース 651号/2002年1・2月号掲載)


九博だより(6) 常設展示室について

3階にある大きな常設展示場は、日本文化の形成を国内の視点からだけでなく、アジア史的観点から捉えた文化交流の歴史展示を計画しています。5つのテーマからなり、「I遊動と定住/IIイネと鉄/III仏教と都城/IV交易圏の拡大/V東洋と西洋」の時代順で構成されています。大空間(1,600平方メートル前後)には各テーマ共通した「交流」の基本展示、その周囲を11個の小さな関連展示室(平均150平方メートル前後)が取り囲んでいます。この関連展示室は展示替えを想定し、通史展示にこだわらず、ある特化したテーマを積極的に取り上げる計画です。
この平面プランでは二通りの人の動きを想定しています。
一つは観覧者の興味関心によって選んだ大テーマの基本展示を観た後、さらに同じテーマの関連展示室に移り、その時代の交流史の理解をさらに深めようとするものです。
もう一つは基本展示「交流」展示を旧石器時代から近世まで一通り概観する「周回型」の動線です。これは短時間で日本の文化交流史の基本的な理解ができるように配慮したものです。
なお展示場内には休憩ベンチを数多く設置し、博物館での疲労をできるだけ少なくしたいと考えています。
(初出:国立博物館ニュース 652号/2002年3・4月号掲載)


九博だより(7) 博物館科学部門の充実

九博では2階と中2階の東側に、博物館科学の関連諸室を設ける計画です。これは、合計10室からなる、博物館環境・保存処理・保存科学の基礎分析等を行なう文化財保存科学部門の実験室となります。
「博物館科学」という考え方はあまり聞きなれない言葉ですので、九博の構想を例にして説明します。博物館の展示・収蔵品は館内で有効に活用すべきものですが、館外へ貸し出したり、他館から借り入れたりすることがあります。これまでの博物館ではその管理は学芸員の経験と知識に頼るところが大きく、博物館・美術館にとっては、資料管理体制が重要事項のひとつになっています。一方、今日では文化財の保存科学研究が充実し、展示環境、保存修復材料の研究、あるいは文化財保存科学の基礎的研究が進展して、保存科学的アプローチによる文化財管理についての認識が高まってきたといえます。
そこで、文化財管理の豊富な経験や保存修理の貴重な知識と、保存科学部門の成果とを一体的に、かつ総合的に捉えるものとして「博物館科学」の存在意義がより重要になってきました。この考え方は博物館内にとどまらず、館外への発信および諸活動にまで発展させるべきものですが、最初は館内を起点としています。
九博では学芸部門の中に博物館科学の成果を積極的に導入し、両者連携した資料管理に取り組む体制を整備したいと考えています。それは国立博物館の中に、東京・奈良の文化財研究所の性格を一部併せ持つような構想であり、九博が西日本における文化財保存研究の発信基地となることを目指すものです。
(初出:国立博物館ニュース 653号/2002年5・6月号掲載)


九博だより(8) 九州国立博物館(仮称)が着工

2002年4月10日、九州国立博物館(仮称)の着工式が福岡県太宰府市で行なわれました。起工式に参加した関係者は約三百人。九州各新聞紙上では、地元福岡の地道な誘致の成果であるとして、明治32年(1899)岡倉天心が地元紙に提唱した九州博物館の設置構想を引き、九州の夢がいよいよ現実となる時がきたと大きく報道されました。地元では大きな喜びと期待がこれまで以上に高まっている、とも伝えています。
そこで、この機会に改めて九博の建築・組織・展示について記し、次回以降の各展示テーマ構想の紹介につなげていきたいと思います。
建設地は、同市内石坂の山林と二つの谷あい(大宰府天満宮境内と県立九州歴史資料館の裏山との間)を造成したところで、敷地面積17万平方メートル。建物は三層構成の建築、延べ床面積は2万8,000平方メートルです。九博は国が単独でつくるのではなく、国・県・財団(九州国立博物館設置促進財団)の三者共同出資による博物館であり、開館後も独立行政法人国立博物館と福岡県とが一体となって運営する予定です。
開館準備の常設展示計画については、国側(設立準備室)と県側(国立博物館対策室)の学芸メンバーが中心となり、大学・博物館・埋蔵文化財センターの新進気鋭の研究者をまじえて展示プロジェクトチームを結成し、検討してきました。以前、この「九博だより」でも触れた通り、近世以前の日本文化が主としてアジア諸地域との交流によって形成されてきたという視点から、旧石器時代から近世開国までの時代を5つの大テーマで展示する計画です。本年度(2002年度)は、いよいよ展示実施設計に入ります。
(初出:国立博物館ニュース 654号/2002年7・8月号掲載)


九博だより(9) テーマI「遊動と定住」の構想
【「縄文人、海へ」(3万年前〜2500年前)】

九博のいわゆる常設展示は、近世以前の5つの歴史テーマ(大テーマ)からなる日本の文化交流史の展示です。今回から数回にわたり、一昨年作成した展示基本設計の展示構想に基づいて各テーマを紹介していきます。ただし、開館時点を目標とした展示計画では、展示資料の収集状況、保存管理等によるテーマ替えなどによって変化・再構成されるべき性格のものであることを、あらかじめご承知おきください。
さて、Iのテーマは「遊動と定住」です。「遊動」は人類学でよく使われてきた用語ですが、ここでは旧石器時代を象徴するものとして用いています。狩猟の対象となる大型動物を追いかけて動くというイメージです。「定住」は次の縄文時代を象徴するものと位置付け、人類が一個所に止まり一定の範囲内で狩猟や漁撈や採集に従事することを意味します。
“遊動から定住へ”と社会進化する人類の営みは、気候変動にともなう人類の移動、新しい道具の出現、土器の使用などの観点から見ていくべきものです。
九博の基本展示では、特に汎アジア的視点・東アジア史的視点も重視して紹介していきます。
基本展示室の周縁に位置する関連展示室では、(1)映像展示としての「日本列島の形成」の企画、(2)石器資料を主体とした「日本列島の旧石器文化」、(3)住居址、食生活、葬送、火炎土器・土偶等の項目でイメージされる「縄文文化の発展」(4)縄文時代の農耕と次代の弥生のそれとの対比などの展示計画があります。
(初出:国立博物館ニュース 655号/2002年9・10月号掲載)


九博だより(10) テーマII「イネと鉄」の構想
【「稲づくりから国づくり」(紀元前5世紀〜7世紀前半)】


標題テーマの「イネ」は弥生時代を、「鉄」は古墳時代を象徴します。弥生時代の日本では中国大陸・朝鮮半島から伝わった水稲耕作「イネ」の導入を契機に本格的な農耕社会が発展しました。また青銅器や鉄器の製作技術の伝播によって、農業生産力も著しく向上し、古墳時代になると、鉄器の生産を掌握した権力者による統治・支配が明確となり、新しい社会秩序が生まれました。「鉄」とはこの社会変化をイメージするものです。
5〜6世紀には、主に朝鮮半島から「渡来人」によって須恵器・土木・金工・織物などの高度な技術や優れた文物がもたらされました。古墳の出土品や玄海灘に浮かぶ沖ノ島遺跡への奉献品などによって、古墳文化の精華を展示しようと企画しています。
以上が「稲作文化の渡来」、「弥生社会の発展」、「古墳文化と渡来人」の3つのテーマを軸として構成される基本展示です。さらに、これらと関連する、「アジアの金属器」、「邪馬台国」、「装飾古墳」などのテーマ展示を、それれを関連展示室で行う計画にしております。
九博は、アジア史の観点から文化交流史の展示を目指しています。テーマIIは考古資料の展示が中心で、それらは日本に限らず、東アジア、さらには東南アジアの地域にまたがるものとして構成されています。
一昨年の基本設計を経て、いま実施設計の作業に入っていますが、実物資料主体の展示であることは、基本設計で作った展示イメージ図――ケース主体の展示方針――と基本的には変わりありません。確実に展示できる実物資料についても、目下、正式に調整しつつあります。
(初出:国立博物館ニュース 656号/2002年11・12月号掲載)


九博だより(11) テーマIII「仏教と都城」の構想
【「遣唐使の時代」(7世紀後半〜11世紀前半)】

テーマIIIは中国の唐を機軸に置きながら、新羅・渤海との外交関係も展開する中で国家体制を築き上げていった古代日本の姿を探求します。とくに遣唐使による文化の受容を「仏教」と「都城」のキイワードで見ていきます。
金石文資料を中心とした漢字文化の受容と展開、文書主義の視点からみた律令国家の確立、国家仏教を支えた写経の展開、鑑真・空海ら渡来僧・入唐僧たちの往来などは「仏教」を象徴するテーマ群です。「都城」のテーマは映像手法を使った展示を検討中です。遣唐使が唐へ持参した品々と唐から運んできた文物などの模型展示も構想中です。
この時代の対外交易や文化の受容には中国のみならず、古代ユーラシア大陸文化のさまざまな要素が含まれていました。これらを象徴する正倉院宝物(模写模造)を通して、国際色豊かな文化の実態に迫ります。また百済・新羅と日本との文物の影響関係も比較展示の手法で考えます。東アジアの交流の窓口であった福岡市の鴻臚館跡の出土遺物はその実態を活き活きと物語っています。
関連展示室は、まずインドから中国、朝鮮半島、そして日本に東漸した仏教美術の展開を、仏像を中心に展示します。アジアの古代楽器を知るために音響効果を配慮した特別な映像展示室もあります。大宰府関連のテーマは常時扱う予定です。軍事・外交のみならず西海道の統括に果たした役割など律令制下の大宰府の実像を考えていきます。
以上のテーマはいわゆる古代史の通史展示ではありません。複数のテーマで構成するテーマ展示が九博のコンセプトです。今年度の実施設計もその基本方針に沿って作業を進めています。
(初出:国立博物館ニュース 657号/2003年1・2月号掲載)


九博だより(12) テーマIV「交易圏の拡大」の構想
【「アジアの海は日々これ交易」(11世紀後半〜16世紀前半)】

IVテーマは中世の文化交流史の展示です。この時代、アジアの海域では貿易船が頻繁に往来し、国と国の枠を超えた地域間の交流が活発に行なわれました。国際貿易都市としての福岡博多では大量の中国陶磁などが出土しています。
東アジアの貿易基地として栄えた中国浙江省(せっこうしょう)の寧波(ニンポー)は唐代から日本や朝鮮との連絡港であり、中世では日本の勘合船などの入港地でもありました。貿易商人や禅僧、倭寇などによってさまざまな形で中国・朝鮮・東南アジアから文物が運ばれてきました。同様に、日本と朝鮮との交流を担った多彩な人々の活躍も特記されます。進貢船(しんこうせん)の模型展示は、中継貿易として栄えた琉球王国の活躍ぶりをアピールするものです。
これに対応して関連展示室では、展示内容を深める中・小テーマを用意しました。博多・対馬・琉球などの出土陶磁片によって組み立てる「貿易陶磁の世界」、漆器も加えた「唐物(からもの)へのあこがれ」、禅僧が中世後期の外交を支えた「外交と禅僧」、さらに琉球文化、華人ネットワークで展開した媽祖(まそ)信仰などのテーマがあります。
以上の展示テーマは2年ほど前に検討した基本設計の企画案です。まず展示構想があって、それに展示資料を当てはめるという作業から考えられたものですが、そのために短期特別展示の性格が強くなりました。現在進行中の実施設計では、常設展示として実施可能な資料(代替資料も含む)を核に、あらためてテーマ構想を再編成する作業を行なっています。
この再構築にあたっては、国立博物館(東博・京博・奈良博)からの資料提供を中心に検討しています。つまり、可能な限り実物資料によって組み立てる「歴史展示」を目指しています。
(初出:国立博物館ニュース 658号/2003年3・4月号掲載)


九博だより(13) Vテーマ「東洋と西洋」の構想
【「丸くなった地球 近づく西洋」(16世紀後半〜19世紀中頃)】

Vテーマは近世の展示です。大航海時代の西洋との接触から、「鎖国」、さらに欧米列強の接近による開国へと進んだ歴史のなかから、特に対外文化交流について、東洋・西洋を含めた視点で見ていきます。

基本展示は16世紀半ばのキリスト教と鉄砲の伝来の時代から始まります。この時代は東アジア地域全体にとっても激動の時代でした。ここでは、「近世陶磁器」「キリシタン」「南蛮貿易」「朱印船貿易」「豊臣秀吉の朝鮮侵略とその影響」などのテーマを扱います。次の「鎖国」時代では、日本の貿易・外交が 長崎、対馬、松前、薩摩(琉球)の四つの窓口に限られた交流の歴史を取り上げます。貿易相手はそれぞれ対中国・対オランダ、対朝鮮、対アイヌ、対琉球です。最後の「開国」テーマでは、ロシア・イギリス・アメリカ・フランス等による来航が開国への引き金になった時代を考えます。

関連展示には、「近世の日朝関係と宗家文書」「洋学と世界認識」「日本における学問と教育」等の中テーマがあります。

以上の展示テーマは、文化交流史の前提となる、歴史的な事件や出来事を扱った対外関係史の性格が強いものになっています。その理由は、検討段階で実際に並ぶ実物資料を明確にできなかったことによります。現段階(実施設計作成中)では、前回でも触れたように、3つの国立博物館の協力を得ながら展示資料を具体的に押さえることができ、実際の展示資料に基づくテーマ構想の立案が可能になりました。例えば西洋、朝鮮および琉球などとの交流を描いた絵画資料、前近代のさまざまな世界観を満載した世界地図、古代から近世までの中国・日本の貨幣、江戸時代の火縄銃、近世考古の出土遺物などがあります。

他の大テーマと対照的なのは、レプリカ資料がまったく上がっていないことです。それは、近世文化交流資料が今なお、世の中に豊富に存在することに由来しています。これらの実態調査研究が今後の博物館活動の大きな課題であると考えています。     (連載了)
(初出:国立博物館ニュース 659号/2003年5・6月号掲載)


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