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イメージ博物館のひみつ
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イメージ Web連載:博物館のひみつ 第1部 環境を守る
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イメージNo.05 博物館を地震から守る - 免振装置
 九州国立博物館のある福岡県地方は、679年の筑紫大地震以降大きな地震が起こっておらず、地質学的にも大地震はしばらく起こらないと考えられていた。ところが、約1300年ぶりとなる2005年3月に福岡県西方沖でマグニチュード7.0の地震が発生し、今後も警固断層に起因する、より大きな規模の地震が懸念されている。
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 建物の地震に対する備えには、免震構造(積層ゴムを設置した免震層で集中的に地震動のエネルギーを吸収して建築物への影響を緩和する)や、耐震構造(建築物を堅牢にする)などがある。九州国立博物館は、収蔵庫や展示室部分に免震構造を採用しており、震度7の揺れを震度4以下に抑えることができる。免震層に設置した免震装置は、水平方向の急激な揺れを緩やかな揺れに変える装置として、小さい揺れ幅に対応する「天然ゴム積層ゴム」、大きい揺れ幅に対応する「弾性すべり支承」と、揺れ幅を減衰させる装置の「鋼棒ダンパー」からなっている。これらの装置のおかげで、2005年3月の地震では、太宰府は震度4の揺れを観測したが博物館の免震部分は震度2以下へと揺れが軽減された。
 展示される文化財については、テグスや演示具による固定、免震装置を組み込んだ演示台の使用などの対策により地震に備えている。文化交流展示室にある高さ7mの石塔は特に対策を講じており、支柱で各部分を支えるとともに下部に特別な免震装置を設けている。
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 このように、九州国立博物館では数百年に一度起こるかもしれない地震に建物としての備えをしている。一度地震が発生すると文化財は多大な被害を被るため、九州国立博物館を文化財の展示・公開や保管施設としてのみならず、文化財の安全な避難所として活用して頂ければ幸いである。
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[2005.12.06掲載]
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天然ゴム積層ゴム
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弾性すべり支承
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鋼棒ダンパー
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博物館の東西断面図
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従来の建築物と免震建築物
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