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特別展のみどころ
第3回 酒井抱一イメージ
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イメージ光琳を愛した江戸のお坊ちゃん
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 酒井抱一(さかいほういつ、1761〜1828)は、ほかの絵師とは少し変わった出自の持ち主。なんと大名家の次男坊で、世に言う「お殿様」の弟君でした。
 江戸の屋敷で生まれ育ち、68歳で没するまで、江戸で画業や俳諧と中心とする風雅な生活を送ったといわれています。
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イメージ「江戸琳派」の創始者
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三十六歌仙図屏風
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◎ 三十六歌仙図屏風
江戸時代・19世紀、紙本金地着色、2曲1隻
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展示期間:2月6日(火)〜3月11日(日)[全期]
4F 文化交流展示室「V 江戸琳派」にて展示中
(若冲展は文化交流展示室でも一部展示されています)
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抱一は、京都で活躍した画家・尾形光琳(おがたこうりん、1658〜1716)をとても敬愛していました。光琳は抱一よりも100年ほど前に出現した、かの有名な「風神雷神図屏風(ふうじんらいじんずびょうぶ)」を残した画家です。
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三十六歌仙図屏風
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 生きた時代が異なったため、もちろん直接教えを受けたことはありませんでしたが、抱一は光琳が残した作品から技法などを懸命に学びました。
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三十六歌仙図屏風
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 江戸で活躍した光琳っぽい画風の絵師ということで、抱一は「江戸琳派(えどりんぱ)」に位置づけられています。この屏風にも光琳の作品を学んだ成果が表れています。
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三十六歌仙図屏風
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 普段は気取った三十六歌仙が、思い思いの人間らしい姿勢でくつろいでいます。
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三十六歌仙図屏風
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 36人を1つの画面にギュッと収めてしまうあたりは、抱一独特のユーモアといえるでしょう。
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イメージ雨・風・雪  - 四季の移ろいを感じ取る
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十二か月花鳥図
4月
十二か月花鳥図
3月
十二か月花鳥図
2月
十二か月花鳥図
1月
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◎ 十二か月花鳥図
江戸時代・19世紀、絹本着色、12幅
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展示期間:1月1日(月)〜3月11日(日)[全期]
4F 文化交流展示室「V 江戸琳派」にて展示中
(若冲展は文化交流展示室でも一部展示されています)
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この作品は1幅につき1月ずつ描かれた全12幅で構成され、抱一の代表作の1つに挙げられます。余白を十分に使い、淡くも豊かな色彩を持ちながらも洗練されており、とてもお洒落な印象を受けます。
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十二か月花鳥図
6月
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十二か月花鳥図
5月
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 まるで、細長い窓から12それぞれの四季の表情をのぞき見ているかのよう…。
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十二か月花鳥図
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 この絵には、「たらしこみ」と呼ばれる独特の技法が使われています。
 幹や葉の部分に、緑などの色がぼんやりと溶け込んでいるのがわかりますか?
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十二か月花鳥図
8月
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十二か月花鳥図
7月
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 水分をたっぷりと含んでまだ乾いていない状態で絵の具をおき、またそこに別の色をおくとこのような表現になるのです。
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十二か月花鳥図
10月
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十二か月花鳥図
9月
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 この手法は光琳が好んで使っていた技法です。
 やわらかな色彩からなる、ほのぼのとした余韻をどうぞお楽しみください。
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十二か月花鳥図
12月
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十二か月花鳥図
11月
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 抱一はこの「十二ヶ月花鳥図」を得意とし、何種類も描きました。日本には宮内庁、出光美術館、畠山記念館や香雪美術館などに伝わっています。
 同じ月でも花と鳥の組み合わせが少しずつ違いますので、機会がありましたら見比べてみるのも面白いですよ。
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イメージ移ろう世界を描く
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佐野渡図屏風
◎ 佐野渡図屏風
江戸時代・19世紀、紙本金地着色、2曲1隻
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展示期間:1月1日(月)〜3月11日(日)[全期]
特別展示第3室「V 江戸琳派」にて展示中
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この作品は、『新古今和歌集』にある藤原定家(ふじわらのさだいえ)の和歌を絵画化したものです。高貴な身分の人とお供2人が、雪の降るなかを進む様子が描かれています。
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佐野渡図屏風
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 写真ではわかりにくいかもしれませんが、旅人たちの頭の上に白い雪がちらほらと散っています。
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佐野渡図屏風
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 この雪は光の加減によって見え隠れし、あたかも今、輝く雪が舞い落ちてきたかのように見えるのです。
 展示室にお越し頂き、この移ろいゆく幻想的な白い雪をその目でご覧になられてはいかがでしょう。
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 抱一は雨や風、そして月影など、自然の現象により生み出される自然や人々の細やかな変化を好んで描きました。残ったものは、彼の対象への穏やかな眼差しから生み出された作品の数々。
 刻々と変化する自然の表情、その儚く移ろう様子を永遠に美しい姿で留めようとした人物が酒井抱一だったのです。
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その他、抱一の絵画を観るには・・
イメージ コレクションブログ内:リンク
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イメージ【Web特集1】
特別展のみどころ - 江戸のモダニストたち - 第1回 伊藤若冲 読む

イメージ【Web特集3】
特別展のみどころ - 江戸のモダニストたち - 第2回 長沢芦雪 読む

イメージ【Web特集2】
ジョー・プライス氏インタビュー『コレクションの魅力』 読む

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2月6日、展示替え作品紹介 読む
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