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イメージ IVテーマ「東南アジアのやきもの」
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イメージ 展示期間 平成18年8月1日〜平成19年3月31日(延長あり)

イメージ 解説
 九州国立博物館では、東京都町田市立博物館のご協力で特集陳列「東南アジアのやきもの」を展示しています。東南アジアの陶磁器といっても各国に特徴があり、独自の発展過程を見せ、ひとまとめに“東南アジアのやきもの”として語ることは難しくなっています。ここでは、特にタイ・ベトナム・クメール(カンボジア)・ミャンマーのやきものを展示しています。

イメージ 展示リスト
◎ 白釉褐彩ナーガ像 タイ・シーサッチャナーライ15−16世紀
◎ 緑釉鬼神像タイル ミャンマー 15−16世紀
◎ 白磁蝦文水注 ベトナム 13−14世紀
◎ 灰釉・褐釉兎型壺 クメール(カンボジア) 11−12世紀

これらを中心にその他多数

イメージ 展示資料の紹介

白釉褐彩ナーガ像
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◎ 白釉褐彩ナーガ像 タイ 15−16世紀
タイのやきものの歴史は長いのですが、施釉陶器はクメールの支配下にあったときに作られはじめ、その後大きく発展しました。タイの陶磁器は日本では「宋胡録」と呼ばれ愛玩されてきました。このやきものは橋の欄干などの装飾・魔よけのために作られたのでしょう。歯をむき出した雄雄しい顔にどっしりとした体が特徴的で白い釉をかけてから、さらに褐色の彩色をしています。ナーガはインド神話に起源を持ち、仏陀が悟りを開くときに守護したとされ、仏教では竜王として取り入れられね守護神となっています。

白釉緑彩鬼神像タイル
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◎ 白釉緑彩鬼神像タイル ミャンマー 15−16世紀
20年ほど前にこの種の緑や白の釉をかけた陶磁器が市場に出回り、その存在が知られるようになりました。タイとミャンマーの国境近辺で見つかったとされます。白釉、緑釉、白釉緑彩などがあり、赤みのある土に白や緑の釉が映え、自由奔放な文様が魅力です。釉に錫を含みますが、このような錫を釉に用いる技法は中国陶磁器には見られず、イスラム陶器との関係が強いとされます。奇妙でユーモラスな鬼神が楽しいタイルです。ミャンマーのペグーを中心に栄えた仏教文化との関係が指摘されています。

シーボルトから贈られた外科道具
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◎ 白磁蝦文水注 ベトナム 13−14世紀
ベトナムは地理的に中国に非常に近い位置にあるため、その陶磁器は中国の大きな影響のもとに発達しました。中国のやきものに瓜二つのものもあれば独自色が強いものもあります。日本では「安南」とよび、茶道具としてもてはやされました。ベトナム陶磁器の大きな特徴は、底部に鉄を塗るチョコレートボトムと呼ばれる技法です。この白磁の水注も独特なものです。大きく開いた口と丸い胴部が美しく、その美しい胴に長い手をもつ1匹の蝦を施しています。蝦の生き生きとした姿をご覧下さい。

灰釉・褐釉兎形壺
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◎ 灰釉・褐釉兎形壺 クメール(カンボジア) 11−12世紀
クメール(カンボジア)陶器は、アンコールワットなどの巨大石造建築物で有名なクメール王国(カンボジアを中心とする地域)で作られた陶器のことをいいます。最初のころは、透明な釉をかけた灰釉陶器が先に焼かれ、後に褐色の釉をかけた褐釉陶器を焼き始めます。このかわいい兎形の壺は何に使ったのでしょうか?これはキンマ(かみタバコ)をかむ時に用いる石灰を入れる壺です。クメール陶器には動物をかたどったものが多く、兎と象が最も多く見られます。「うさぎはさびしいと死んじゃうの」などとも言われます。うさぎが寂しくならないようにみんなで見守ってあげてくださいね。

町田市立博物館
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◎ 町田市立博物館(東京都)
1973年に町田市郷土資料館として開館し、1976年に町田市立博物館と名称を改めました。市内の埋蔵文化財や民俗資料、ガラス、陶磁器、風俗画、大津絵等の美術工芸品があります。特に東南アジアの陶磁器は、二つの大きなコレクションが寄贈されており、日本で東南アジアの陶磁器を見ることのできる数少ない博物館です。

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