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IIIテーマ 「かな文化」


解説
 漢字文化は、中国を中心とした国際秩序の形成とともに周辺諸国に受容され、各地で漢字を母胎とした固有の文字が創り出された。日本でも、漢字の音のみを生かしたがなが成立し、さらにその字体をくずしたひらがなが生まれた。ひらがなは、和歌や物語における繊細な文学表現を可能にし、そのな書体は書道芸術として発展した。

展示リスト
1国宝 万葉集
2亀山切(古今和歌集)
3石山切(伊勢集)
4国宝 栄花物語

展示資料の紹介

万葉集

1 国宝 万葉集
日本最初の歌集。藍と紫の飛雲を漉き込んだ料紙に、右に漢字・万葉仮名の組み合わせ、左に流麗な平仮名の二つの書体で万葉歌を書き写す。


古今和歌集

2 重要文化財 亀山切(古今和歌集)
繊細にして流麗な仮名書と青雲の打曇(雲形の重ね漉き)や雲母を施した美麗な料紙との調和が王朝貴族の美意識を伝える。平安古筆の名品。


伊勢集

3 重要美術品 石山切(伊勢集)
京都・西本願寺伝来の『三十六人家集』のうち、伊勢集の断簡。彩り豊かな料紙に情感あふれる女流歌人伊勢の歌を優美な仮名書で書いている。


栄花物語

4 国宝 栄花物語
平安時代の宮廷の歴史を仮名文により編年体で記した、わが国最初の歴史物語『栄花物語』の最古写本。藤原道長の栄華を記した部分が有名。


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