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文化交流展示室(平常展)情報 :特集陳列
博物館と文化財修理 - 九州国立博物館文化財保存修復施設開設3周年記念 -


展示期間 平成20年5月13日(火)〜6月22日(日)

展示場所
文化交流展示室第9室

概要
九州国立博物館の文化財保存修復施設は、開館よりも早い平成17年8月に開設されて以来、まもなく3年を迎えようとしています。
まず、絵画や書跡を修理する装こう(そうこう)技術による修理が開始され、次いで仏像彫刻、考古資料の修理が実施されました。修理対象となった文化財は、平成19年度末において、おもなものだけでも59件にのぼります。いずれも保存上危険な状態にありましたが、修理後は安全な取り扱いや公開ができるようになりました。
当館の文化財保存修復施設では、万全の防火防犯と温湿度等環境管理のもと、高い技術を有した民間の技術者が修理を行っています。修理を進めるにあたっては、当館研究員が歴史・美術史・考古学・文化財科学などの各分野の専門をもってこれに関わり、材料や技法の調査にも協力しています。
今回ご覧いただく文化財は、平成19年度に修理されたものです。修理の済んだ文化財と共に、修理に使用された材料や、普段は目にすることのできない修理の過程などをご紹介します。

展示リスト
| 出品番号 |
指定 |
名称 |
員数 |
時代・世紀 |
所蔵者 |
| 1 |
|
南蛮船駿河湾来航図屏風 |
6曲1双 |
江戸時代・17世紀 |
九州国立博物館 |
| 2 |
大分県指定文化財 |
豊後国八郡絵図 |
1鋪 |
江戸時代・慶長年間(1596〜1615) |
臼杵市 |
| 3 |
|
王逸墨蹟 |
1幅 |
中国・清時代・康煕36年(1697) |
九州国立博物館 |
| 4 |
国指定重要文化財 |
軍書(対馬宗家関係資料のうち第78箱7) |
1巻 |
室町時代・永正10年(1513) |
九州国立博物館 |
| 5 |
国指定重要文化財 |
享保四年朝鮮通信使関係書付類(対馬宗家関係資料のうち第15箱11) |
1巻 |
江戸時代・享保4年(1719) |
九州国立博物館 |
| 6 |
|
自心印陀羅尼 |
1巻 |
奈良時代・宝亀元年(770) |
九州国立博物館(塚本レイ子氏寄贈) |
| 7 |
|
百万塔(参考出品) |
1基 |
奈良時代・宝亀元年(770) |
九州国立博物館(塚本レイ子氏寄贈) |
| 8 |
|
秋草蒔絵楾 |
1口 |
江戸時代・17世紀 |
九州国立博物館 |
| 9 |
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楼閣点描文描金カードゲーム箱 |
1合 |
中国・清時代・19世紀 |
九州国立博物館 |
| 10 |
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帯鉤 伝大分県日田市ダンワラ古墳出土 |
1点 |
中国・戦国〜漢時代・前3〜後1世紀 |
個人(九州国立博物館寄託) |
| 11 |
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王逸墨蹟旧表具 |
1式 |
琉球・第二尚氏時代〜明治・18〜20世紀 |
九州国立博物館 |
| 12 |
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王逸墨蹟保存箱・太巻添軸・包裂・紙帙 |
1式 |
現代・21世紀 |
九州国立博物館 |
| 13 |
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南蛮船駿河湾来航図屏風旧下地 |
1扇 |
明治時代・19〜20世紀 |
九州国立博物館 |
| 14 |
|
屏風仕立見本 |
1隻 |
現代・21世紀 |
株式会社文化財保存 |
| 15 |
|
紋紙 南蛮船駿河湾来航図屏風縁裂用 |
1式 |
現代・21世紀 |
九州国立博物館 |
| 16 |
|
金銀襴織見本 |
1枚 |
現代・21世紀 |
九州国立博物館 |
| 17 |
|
金襴用引き箔 |
1式 |
現代・21世紀 |
九州国立博物館 |
| 18 |
|
唐紙 |
1枚 |
現代・21世紀 |
九州国立博物館 |
| 19 |
|
屏風縁塗見本 |
1式 |
現代・21世紀 |
九州国立博物館 |

展示作品の紹介



南蛮船駿河湾来航図屏風(右隻)



南蛮船駿河湾来航図屏風(左隻)



王逸墨蹟

金襴(きんらん)を織る

南蛮船駿河湾来航図屏風大縁に使用された裂(きれ)の制作過程を、動画にて紹介しています。


*会期中、文化交流展示室第9室内にて「金襴を織る −書画を飾る表装裂−」の映像をご覧いただけます。

本特集陳列は、文化財保存修復施設開設3周年を記念するとともに、当館などを会場として太宰府市内で開催される文化財保存修復学会第30回記念大会にあわせて企画いたしました。この展示を機会に、文化財の保存修理についてよりご関心を深めていただければ幸いです。


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